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福笑オカメさん


 みなさん、どうですか!?笑いましたか!?

紹介しましょう!お正月にしか姿を見せないという珍しい人物「福笑オカメ」さんです(笑)!

この何とも言えない表情がまた良いですよね。じっと見ていると可愛さすら感じます。これはひとつの素晴らしい完成形といっても過言ではないと私は感じています。

 とまぁ冗談はさておき、今回は「福笑い」を行いました。昔ながらの遊びではありますが、とても面白おかしく盛り上がりました。「福笑い」というゲームは上手く出来たら面白くないし、かと言って面白くしようと思ってもなかなか出来ません。ですがいざ福笑いをする時は皆が「上手くしよう」と思います。その気持ちがあるからこそ、出来上がりを見て本当におかしくなって「笑ってしまう」という他のゲームにはない楽しさがありますよね

 午前は福笑いの他に百人一首をしたりと伝統的な正月遊びをみんなで行い、午後からは、石清水八幡宮へ初詣に行ってきました。毎年参拝させて頂いていて、今年も「みんなにとって幸多き1年となりますように」とお参りしてきました。来年もまたお参り出来る様に健康で元気に過ごすことが出来たら何よりですよね。

 さて、お正月遊びといえば福笑いの他にも「羽根つき」や「凧あげ」といった代表的なものがあります。でもどうして「お正月」といえば「羽根つき」「凧あげ」なのか、みなさんはその由来をご存知でしょうか。お正月といえば「来福」という事で、以前のブログにも記載したように「おめでたい事」や「家内安全・子孫繁栄の祈願」が昔から行われていました。つまり「羽根つき」や「凧あげ」にもきちんとした意味が込められているのです。

 「羽根つき」という遊びは室町時代に中国より伝えられました。当時の宮中を記録した書物には負けた方がお酒を振舞うといった内容が記載されていましたが、次第に「羽根つきで厄除けが出来る」と信じられる様になり、江戸時代には年末に邪気を祓うという意味で羽子板を贈るようになったとも記述されています。さらに羽根に使用されているムクロジの実は「無患子」と書き、子供が患わない様に魔除けとしての意味もあります。また羽根の飛ぶ姿がトンボに似ていることから、当時は子供の病気の原因となっていた蚊に刺されない様に、蚊の天敵であるトンボに見立てて羽根つきをする様になったとも言われています。こうして羽根つきは「1年の厄を避け、子供の健やかな成長を願う」ものとなったのです。

 「凧あげ」の起源はこちらも中国であり、古来中国では占いや戦いの道具の一つでしたが日本へは平安時代に貴族の遊戯として入ってきました。その後戦国時代には兵器として(遠方へ火を放つなど)使われましたが、江戸時代には男の子の誕生祝いとして凧あげをする様になり庶民の遊びへと浸透していきました。こうして「おめでたい事」と「遊び」が一体となり、現在では「凧が高く上がるほど願いが神様に届く、元気に育つ」といった意味が込められています。

 現在では「羽根つき」も「凧あげ」もほとんど見なくなってしまいましたが、それでも尚「お正月の伝統的な遊び」といった風習は根強く残っています。みなさんの子供の頃のお正月にはどんな思い出がありますか?

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