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Cake for your smile☺︎︎


 はいは~い!みなさんお待たせしました!3月12日の今回はどーんと写真にもある通りケーキ作りをしました。私は甘いものが苦手なので「ケーキ」と聞いても「美味しそう」ではなく「甘そう」と思ってしまいますが、「ケーキ嫌い」な人って少数派なんでしょうかねぇ。ケーキの種類によっては嫌いという人もいますが、「ケーキ好き」な人のほうが圧倒的に多いのではないでしょうか。

今回みんなで手作りしたのは「アップルケーキ」です。工程はとても簡単で、リンゴを煮詰める必要もありません。リンゴの自然な甘さを引き立たせるために糖分控えめで、ケーキの中にもリンゴの果実が入っています。こういうケーキは嫌いだと言っていた人も美味しそうに食べていましたし、リンゴの甘味がよく出ていて美味しかったそうです。自分たちで食べるために作ったのはもちろんですが、今回は「あなたの大切な人にプレゼントしてください」という事で持ち帰ってもらいました。各々に兄弟や親に渡して大変満足してもらえたそうで良かったです。自分で食べて美味しいのはもちろん嬉しいですが、誰かのために作ったものを「美味しい」と言ってもらえると更に嬉しいですよね。

 そういえば今回のケーキ作りもそうですが、最近はホットケーキやパイなど手作りの企画が盛りだくさんですね。普段は使った事のない調理器具を使う機会もあり、今後の何かを作るときの参考になればいいなと思っております。楽しみながら何かを学べるという事はとても素晴らしい事で、楽しい感情とともに記憶されるので「またやってみたい」と学んだことを覚えている時間が長いと思いませんか。難しそうに思う事でも、やってみれば案外簡単でその上楽しいかもしれませんよ。今後も土曜日サロンでは調理の企画があると思いますので楽しみながら色々作っていきましょう!

 「ケーキ」と聞くと皆さんは「何」ケーキを思い浮かべますか。様々な機関が「好きなケーキ」のアンケートを実施されておりますが、アンケートによって順位はバラバラでした。ただし、1位と2位は順位が変わっても内容は変わらなかったのですが、何だと思いますか?これは正解する方も多いと思いますが、多くのアンケートでは「ショートケーキ」と「チーズケーキ」が1位か2位を競り合っていました。次点ではモンブランやチョコレートケーキなどこれも定番ではありますよね。とはいえ様々な種類のケーキが現在まで登場しましたよね。例えば「ミルフィーユ」や「ティラミス」、「ガトーショコラ」や「ザッハトルテ」といったオシャレな名前がついたケーキを近頃はコンビニでも買うことが出来ます。しかし、その新参者たちを寄せ付けない強さが「ショートケーキ」や「チーズケーキ」にはあるのでしょうね。

 さてさて、皆さんは「ケーキ」についてどのくらいご存知でしょうか。そもそもケーキという概念がなかった頃、古代ローマではすでに甘いパンとして形をなしていたそうです。ローマでは当時より小麦の精製技術が発達しており、パンの販売もされていました。食後のデザートという文化もこの頃に出来たそうです。砂糖の精製技術の発展に伴って現在のケーキの形へと変化していきました。

 一方、日本では衝撃的なスイーツが現れました。それはポルトガルから伝わった「カステラ」というお菓子でした。当時の日本ではきな粉やあずきといった和菓子の元となるようなスイーツが主流でしたので、甘味の強いふわふわとした食感のカステラは大変美味しく感じたそうです。現在の「ケーキ」と呼ばれているものが販売されるようになったのは大正時代になります。その販売されたケーキの名称が「ショートケーキ」でした。外国ではパンの間にイチゴを挟み、その上にクリームなどを塗ったものをショートケーキと言っていましたが、それを日本人の口に合うように改良されたものが当時販売された「ショートケーキ」だったのです。

 ケーキの歴史というのは「製法」の歴史とも言えます。小麦の精製にはじまり、甘味の材料であったハチミツに代わる砂糖の精製、その後の卵を泡立てる製法の確立があってケーキ作りの幅は格段に広がりました。日本でも戦後に卵や砂糖、生クリームが手に入るようになった事から家庭でも気軽にケーキを作ることが出来る様になったそうです。

 「卵を泡立てる製法」って言うほどすごい事なのかなぁ?と「卵を泡立てる方法を知っている」私たちは思ってしまいます。ところがどうでしょうか、みなさん想像してみてください。ハンドミキサーはもちろん、泡立て器なんて存在しない時代にいるとして、卵が泡立つなんて考えもつかないとします。泡立てた卵の使用方法もケーキの存在もありませんし、そういった技法も存在しないとしたら…あなたは「卵を泡立てよう」なんて考えますか?答えは「No」ですよね。ここまで考えると「泡立てる製法」がいかに素晴らしい発見なのかがわかります。そしてその製法があったからこそ日本は「カステラ」と出会い、みなさんは「ケーキ」に出会う事が出来ているのです。

 とまぁ「ケーキ」について色々とお話をさせて頂きましたが、今後ケーキを食べる際には是非「色々な歴史やいろんな人の考えや発見のもとでこのケーキは今の味と形になっているんだ」と感じながら食べてみてくださいね(笑)。それでは今回はこのへんで!また次回をお楽しみにっ!

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