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夏の風が音色を運んで…


 みなさ~ん!今日も暑いですねぇ…( ̄▽ ̄;)こんな日はプールや海に飛び込みたくなります!でも実際はクーラーの効いた部屋でゴロゴロしている人が多いのではないでしょうか。無論私もその内の一人なのですが(笑)、この暑さだと外出するのも億劫になってしまいますよね(。-_-。)そんなわけで7月30日のプログラムは室内で「風鈴づくり」を行いました。

 本当はガラスで作りたかったのですが、材料が思いのほか見つからなくて在庫切れが多かったのでネットにも掲載されていた「ミニ植木鉢」で「風鈴」を作る事にしました。

 まずはアクリル絵の具で「ミニ植木鉢」に色をつけていきます。そのままの色でもいいのですが、欠けていたり剥げていたりという部分を綺麗にします。アクリルはすぐ乾くので、その上から何度も塗り重ねる事でムラを消していきます。

 ある程度綺麗に塗ることが出来れば、少しの間乾かしておきます。そのあいだに風鈴の風受け(紐につける細長い紙などの飾り)を作ります。今回はプラ板にマジックで絵や字を書いてパンチで上部に穴を空けました。

 乾いた「ミニ植木鉢」に模様や絵をかいて、紐に大きめのビーズをつけて音が鳴るように調節しながら完成した植木鉢と合体させると…

 はい!出来上がり~♪

 しかしここで私たちは気づいてしまいました!なんと植木鉢が重すぎて、風でなびかないので自然風では音がなりません( ;∀;)

 ま…まぁ、見た目は素晴らしいものが出来ましたので家のインテリアにはなります。たまに手で鳴らすと涼しさも感じられるかも知れませんよ!笑

 皆さんそれぞれにオリジナルのデザインで、夏を感じる作品もあれば、渋くカッコ良い作品や色合いが綺麗で可愛らしい作品があったりと個性あふれる「風鈴」が出来ました。

 さてさて、「風鈴」という日本独特の文化と思われがちですが、現在の「風鈴」という夏の風物詩となる以前は「魔除け」としての使い方だったそうです。もとは「中国」から伝わった文化で、鐘を鳴らす事が「魔除け」や「神聖な音」だと認識されていたことから、日本のお寺でも四隅に風鈴を設置し、「音が鳴っている間は災害が起こらない」と信じられていたとか。その涼しげな音色を聞くことで「涼」を感じるといった使い方は日本人の独特な感性からくるものだそうです。

 ではなぜ「音色」だけで涼しく感じるのでしょうか。みなさんは風鈴が鳴っているとどんな事を感じますか?また、扇風機や冷房器具にビニールテープを吊るす事があるのはなぜでしょうか?実はこの2つの答えは人間の「感覚」に隠されています。「風鈴が鳴る」「ビニールテープが揺れる」という事はどういう現象が起こっているから発生するのでしょうか。そうですね、「風が吹いている」からです。ただし「風」は基本的に人間の聴覚・視覚には捉えられないものなので、間接的に「音」や「見た目」で「風を感じる」すなわち「風があって涼しい気がする」という脳に錯覚を引き起こすため「涼しく感じる」という事だそうですよ(諸説はありますが)。

 ちょっと難しい話になりましたが「風鈴が鳴ると涼しく感じる」といったメカニズムはわかってもらえましたか?それではまた次回をお楽しみにぃ~o(^▽^)o

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