秋の訪れ、空を紅く染めて
「秋は夕暮れ。夕日の差して山の端いと近うなりたるに、からすの寝所へ行くとて、三つ四つ、二つ三つなど飛び急ぐさへあはれなり。まいて雁などの連ねたるが、いと小さく見ゆるは、いとをかし。日入りはてて、風の音、虫のねなど、はたいふべきにあらず。」(枕草子より)
「春はあけぼの」でよく知られている「枕草子」から、当時の清少納言が「秋」についてどのように感じていたのかがわかる一文です。簡単に要約すると「秋は夕暮れが最も美しい。夕日が沈む山の端に向かってカラスが寝床へ帰っていく姿や雁が列をなしてだんだんと小さくなってく様子はとても素晴らしい。日が沈んでからの風の音や虫の音も言うまでもなく素敵である。」という様に清少納言は秋について枕草子で綴っています。
「秋」で「京都」といえば、まず「紅葉」が思い浮かぶのではないでしょうか。中でも「清水寺」は世界的にも人気のスポットで、この時期になると観光客で大変賑わいます。特に最近では外国の方がとても多く見受けられ、日本人観光客よりも多いのではないかなと思うほどです。あしたばの家から京都市内のスポットを巡ろうと思うと移動手段や時間的にも難しいですが、八幡市にも素敵な紅葉が見れる場所がたくさんあると言うことで去年は八幡市内の「紅葉めぐりツアー」を行いました。そして今年は「長岡京天満宮」にお邪魔してきました。少しの寒さなら忘れるくらいの絶景で、空を染めるほどの紅葉に息を呑むほどでした。水辺と紅葉のコントラストが特に見事で、外国の方も何度もシャッターを切っては写真で確認されていました。最近はアニメやゲームなどのサブカルチャーが注目されがちですが、やはり日本にはこれほどに素晴らしい紅葉や四季折々の変化があるからこそ世界的にも認められているのではないかなぁと感じます。家の周りを散歩するだけでも「紅葉がきれいだな」と感じることは出来ますが、その何倍も「綺麗!!」と驚く程の紅葉が見れるのが「長岡京天満宮」でした。今年はまだ紅葉を見れていないという方は是非お早めに、長岡京天満宮に足を運んでみてはいかがでしょうか。
さてさて、「秋」といえば多くのランキングサイトでも1位を獲得しているのが「食欲の秋」です。「花より団子」という言葉は「紅葉より松茸」のように秋にも代用できそうです。確かにサンマや松茸、栗ご飯におでん、鍋にお野菜と美味しいものがてんこ盛りですよね。皆さんはどの食べ物が一番好きでしょうか?ちなみに私は「松茸の土瓶蒸し」が大好きです(´∀`*)笑。
「秋の果物」といえば「柿」と答える方が多いと思います。その柿ですが、「柿が赤くなると医者が青くなる」と言われ、医者にかかる必要がなくなる程に健康に良い果物なんです。ビタミンやベータカロチンがとても豊富で、カキタンニンといわれる成分は癌の予防に効果があるとされています。また「体を冷やさない」食べ物だと言うことで季節的にもピッタリですよね。
「紅葉」といえば「イチョウ」を思い浮かべませんか?イチョウは秋になると黄色く色づいてとても綺麗ですよね。このイチョウなんと全国で57万本も植えられており、街路樹としては最も多く植えられている植物だそうです。そして古来から生きている植物として「化石植物」のひとつでもあるんですよ。
ということで今回はこの辺で~また次回をお楽しみに~(≧∇≦)/♪